発案者
吉松育美 ミスインターナショナル・活動家・女優
IKUMI YOSHIMATSU
ミス・インターナショナル世界大会や海外での経験の中で改めて実感したのは、世の中は思っている以上にグローバル化が進んでいるということです。科学技術の発展に伴い、デジタル時代に生きる私達は、考え方にも国境は無くなりつつあります。ネット上では、国境も時間も関係なく情報交換ができ、チャットも楽しむことができます。ミス・インターナショナル世界大会では、英語は話せて当たり前、ミス達のほとんどが2カ国語以上を話せます。そんな中、ミス・ジャパンである私は、自然に日本の現状を考えさせられました。世界から見ると、「日本人は英語が話せない」というイメージがまだまだ強いです。他の国のミス達は英語やスペイン語などを使って自由に各国の人々とコミュニケーションをとっていました。どんどんグローバル社会が進んでいくというのに、一人の日本人として危機感を感じました。 そこで、次に私が考えたことは、将来を担う子供達のことでした。日本の英語の教育現場で足りないのは、生きた英語に触れること。それは決して教科書で英語を学習していくだけでは追いつかないものです。
子供の頃から生きた英語に親しむ機会があれば、日本人だって「読み書き英語」ではなく「使える英語」を取得できるはず。学生外交グローバルネットワーク(GSDN)は子供のうちから海外の人々と交流することで、外国人に対する抵抗を無くし、「国は違っても同じ人間なのだ」「友達だ!」ということに気づく国際人をこのプログラムは育みます。
私は、幼い頃から様々な外国人の先生達から英語を教えてもらっていたので、外国人コンプレックスがありませんでした。幼少期から海外の人と実際にコミュニケーションをする機会をもつということは、外国人に対するコンプレックスをなくし、「話せる英語」の取得にも繋がります。このGSDNを一人でも多くの子供達、そして学校が使うことによって海外と日本のフレンドシップを築き、国境のないコミュニケーションの素晴らしさを感じてほしいと思っています。

